SubversionとTortoiseSVNでソース管理をできるようにする【part 2 初期設定編】

前回、SubversionとTortoiseSVNのインストールを行いました。

前回はこちらです。⇒ SubversionとTortoiseSVNでソース管理をできるようにする【part 1 インストール編】

part 2 の今回は初期設定編ということでリポジトリの作成、ユーザの認証と作成、ソースファイルの初期インポートを実施していきます。

SubversionとTortoiseSVNでソース管理【part 2 初期設定編】

手順

リポジトリの作成

1.コマンドプロンプトを「管理者として実行」で起動します。

2.カレントディレクトリを「C:\repositories」(※1)とした状態で「svnadmin create repo01」(※2)とコマンドを入力しEnterキーを押します。

※1:インストール時に作成したリポジトリの親フォルダ

※2:repo01はリポジトリ名で任意の名前

3.「svnadmin create repo01」のコマンドを実行後、以下のようなフォルダ・ファイルが作られました。これで「repo01」という名前でリポジトリが作られたことになります。

ユーザ認証とユーザの作成

1.「C:\Program Files (x86)\WANdisco\Subversion\Apache2\conf\subversion.conf」のファイルをメモ帳で開きます。

2.赤枠で囲われている行の先頭にある「#」を消してコメントを解除します。以下の画像は「#」を消した後の状態です。

AuthNameは任意の名前でOKのためここではデフォルトの状態としておきます。AuthUserFileに指定する「passwd」はユーザ情報を格納するファイルですが、この後の手順で作成します。

3.コマンドプロンプトにて「C:\Program Files (x86)\WANdisco\Subversion」をカレントディレクトリとし、「htpasswd -b -c passwd svnuser01 12345」を入力してEnterキーを押します。

※このコマンドプロンプトも「管理者として実行」で起動されている必要があります。管理者権限がない場合、「passwd」ファイルが作成されません。

1回目のコマンドでは、「passwd」という名前のファイルを新規作成し、そのファイルの中にユーザ「svnuser01」パスワード「12345」を作成しています。「-c」オプションはファイル新規作成の意味です。

2回目のコマンドでは、「passwd」という名前のファイルに、ユーザ「svnuser02」パスワード「12345」を追加しています。

4.「C:\Program Files (x86)\WANdisco\Subversion」のフォルダの中に「passwd」というユーザ情報ファイルが作成されていることが確認できます。

5.上記で行った設定変更を反映させるため「WANdisco Subversion Server」のサービスを再起動します。

リポジトリへソースインポート

1.ソース管理を行うプロジェクトフォルダで右クリック「TortoiseSVN」-「インポート」をクリックします。

2.リポジトリのURLに「http://localhost/svn/repo01/trunk/HelloJavaPJ」を入力し、メッセージを書いて「OK」をクリックします。

※ここではインポートと同時にtrunkフォルダを作成しています。

3.リポジトリにアクセスするにはユーザ認証をする必要があります。作成したユーザ名、パスワードを入力し「OK」をクリックします。

4.インポートが完了します。「OK」をクリックします。

5.実際にインポートされているかを確認します。任意のフォルダで右クリック「TortoiseSVN」-「リポジトリブラウザー」をクリックします。

6.URLに「http://localhost/svn/repo01」を入力し「OK」をクリックします。

7.リポジトリ「repo01」の配下に「trunk/HelloJavaPJ」がインポートされていることが確認できました。

この後は必要に応じて「branches」、「tags」フォルダも作成してソース管理してください。

これでソース管理をすることができるようになりました。

以上となります。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

Subversion

Posted by だゆう