【Java】eclipseで既存プロジェクトのライブラリを参照し、実行可能なjarファイルを作成する手順
以下、この手順では「とりあえずこの方法でやれば実現はできる」という内容で記載しています。個々のプロジェクトの要件に合致した最適解ではないかもしれないので、そこはご了承ください。
【Java】eclipseで既存プロジェクトのライブラリを参照し、実行可能なjarファイルを作成する手順
今回使用した環境
インターネット接続可能のオンラインの環境
64 ビット オペレーティング システム
Windows 10 22H2
Java 17
Eclipse IDE 2023-12 (4.30.0)
作業開始前のプロジェクトの状態
ワークスペースに2つのプロジェクトを作成し、ひとつはライブラリとなるプロジェクト「testlib」、もうひとつはライブラリを参照して実行するプロジェクト「testpj」とします。
まずはライブラリとなるプロジェクトです。
「testlib」プロジェクトでは共通部品の「StrUtil」クラスがあります。
次に「testpj」プロジェクトです。
「testpj」プロジェクトには「main」メソッドを持つ「TestMain」クラスがあります。そして「main」メソッドの中で「testlib」プロジェクトの「StrUtil」クラスのメソッド「addSentence」を呼び出しています。
しかし、ライブラリ参照できておらずコンパイルエラーとなっている状態です。
この状態からコンパイルエラーを解消し、jarファイルを作成、実行するまでの手順を以下に記載しています。
手順
既存プロジェクト(testlib)をビルドパスに追加
1.「testpj」で右クリック、「ビルド・パス」-「ビルド・パスの構成」をクリックします。
2.「プロジェクト」タブをクリック、「クラスパス」を選択、「追加」ボタンをクリックします。
3.「testlib」のプロジェクトをチェックし、「OK」をクリックします。
4.「クラスパス」配下に「testlib」プロジェクトが追加されます。「適用して閉じる」をクリックします。
5.コンパイルエラーが解消され、「testlib」プロジェクトの「StrUtil」クラスのメソッドが参照可能となります。
jarファイルの作成
1.「testpj」で右クリック、「エクスポート」をクリックします。
2.「Java」-「JARファイル」を選択し、「次へ」をクリックします。
3.「testlib」-「src/main/java」をチェック、JARファイルでエクスポートする任意のパスを選択し、「次へ」をクリックします。
※「testpj」配下のチェックは何も変更せず、デフォルトです。
4.ここでは特になにも変更せず、「次へ」をクリックします。
5.「メイン・クラス」に「testpj.TestMain」を選択し、「完了」をクリックします。
以上でjarファイルが作成 (エクスポート) されます。
動作確認
作成した (エクスポートした) jarファイルを実行すると、動作しました。
以上となります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。