【COBOL】VSCodeでCOBOLを開発、編集する環境を構築する
VSCodeでCOBOLを開発、編集する環境を構築
今回使用した環境
インターネット接続可能のオンラインの環境
64 ビット オペレーティング システム
Windows 10 22H2
VSCode 1.94.2
実現したいこと
今回、実現したいことは以下の通りです。
- シンタックスハイライトで予約語、リテラル表記等を色分けして見たい
- 一連番号領域、A領域、B領域が一目でわかるよう縦線が付いていてほしい
- PROCEDURE DIVISIONを参照している時、簡単にエリア定義を参照したい
要はCOBOL参照、COBOL編集を快適にやりたいだけです。コンパイルまではしません。
準備するもの
・VSCode
※本手順はVSCodeを既に入手している前提となっています。
もし入手していない方はこちらを参照してください。⇒ Visual Studio Code ( VSCode ) をインストールし、日本語化する手順
手順
拡張機能インストール
1.VSCodeを起動し、画面左の「拡張機能」をクリック、検索キーワードで「COBOL」を入力、一覧に拡張機能が表示されるので「COBOL」の「インストール」をクリックします。
CODE LENSの無効化
CODE LENSの機能とは、以下のようなエリア定義の上の行にそのエリアが何か所で参照されているかが表記されるものです。
筆者の個人的な好みですが、CODE LENSの機能が有効化されているとソースが見にくいので無効化します。
有効化のままでよい方はこの手順はスキップしてください。
1.画面左下の「管理」-「設定」をクリックします。
2.検索キーワードで「code lens」を入力、「エディターでCodeLensを表示するかどうかを制御します。」のチェックをオフにします。
使い方
アウトライン
VSCodeでCOBOLファイル (ここではSAMPLE.COB) を開きます。左側にはアウトラインがあるのでソース全体の構成が見やすいですね。
またアウトラインの項目をクリックすることでクリックした場所にジャンプすることができます。
PROCEDURE DIVISIONからエリア定義を参照
これが今回、一番使いたかった機能です。
命令で使用されているエリアで右クリック、「ピーク」-「定義をここに表示」をクリックします。
すると以下のようにWORKING-STORAGE SECTIONに定義されている「WK-STRING2」の属性、レングスなどが確認できます。
このような表示方法であればグループ項目も同時に確認できるのがうれしいですね。
※上記例ではソースのステップ数が少なすぎるのであまり恩恵は感じられないですが、ステップ数が多いソースコードになればなるほど、この機能の快適さがわかると思います。
以上となります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
今回紹介したこの拡張機能はまだ他にもいろいろ便利な機能がありそうですね。